昨年からスマートフォンアプリでフランス語で勉強を続けている。Duolingoというアプリで学習していて、今日時点でだいたい5ヶ月くらい経過した。Duolingoの読み方はデュオリンゴです。いちファンとして紹介してみたいと思う(お金をもらっているわけではない)。
読み、書き、聴き、話すをバランスよく学べる
Duolingoは基本無料で使える語学学習アプリで、当然フランス語以外の言語も学ぶことができる。すべての言語を羅列するとあまりに長いリストになってしまうが、英語はもちろん、スペイン語、イタリア語、韓国語、ギリシャ語、ラテン語、等々等々、多くの語学の学習をすることができる。
Duolingoのレッスンは1レッスン5分程度である。読み、書き、聴き、話す、に関する問題が出題される。本で学習すると読み、書きに偏りがちだし、一人で学習するとどうしても「話す」の時間は短くなるので、バランスよく出題してくれるのは良い、のではないかと思っている。
1レッスン終えると以下のような画面が表示される。これでなんとなくアプリの世界観を理解いただけるのではないだろうか。
ユニークなところ
ゲーミフィケーション(ゲーム化)している
上の画像を見るとXPを19獲得しているのがわかる。1週間ごとに30人ずつのグループに分けられ、その中でXPをどれだけ獲得できるかを競うことになる。1週間経つと、上位メンバーは上位リーグへ昇格できる。一方、下位メンバーは下位リーグに降格する。上位リーグにいると得られる特典は、とくにない。ただの自己満足なんだけど、一度上のリーグに行くとなんとなく降格したくない気持ちになる。
ちなみに私は最上位のダイヤモンドリーグで、これをキープしても何にもならないのだが、キープしたい気持ちになっている。
1レッスンが短く、5分あれば1レッスンできる
これは語学学習を継続させる仕組みとしてはよくできていると思う。アプリでの語学学習に限らず、せっかく継続していこうと心に決めたのに続けられなかった時の気持ちの落ち込みは大きい。1レッスンがたとえば30分かかるとすると、心理的なハードルはとても高くなる。5分であればハードルが低く、継続しやすい。また、何日継続して学習したかは自動で記録してくれる。これもありがたい。継続して、学習し、学習の仕方を改善し続けることが何かを身につける唯一の方法ではないかと思う。
これは公文式の学習に近い、気がしている。公文では1枚数分で終わるプリントを何枚も、毎日解かせる。これを繰り返す。少なくとも私にとっては公文式の学習は非常に効果的だったし、やりやすい。
学習効果の研究に基づくコンテンツ
Duolingoは、私たちがどこでつまづき、どう間違えたか、いつ出来るようになったか、というデータを分析し、効果的な学習を提示してくれる。学習効果に関する説明責任を果たすことに努めている。
語学学習はさまざまな方法論があるけれども、語学習得に関する研究に基づいた方法論の方が、私としては納得しやすいし、その方法でやってみようという気持ちが強くなる。方法論に対する「納得」は何かを続ける上では非常に大切だと思っている。
研究結果に関してはduolingo researchのページで論文を読むことができる。英語が読めない人はDuolingoで英語を勉強することができる。
アプリ以外の外国語体験の提供
これはかなり珍しい取り組みではないかと思う。Duolingoはアプリ以外の外国語体験として、オンラインオフ会の機会やポッドキャストを提供している。昨年は「ママガチャ」を二子玉川に設置したりして、一瞬話題をさらった。この取り組みで大きな成果をあげているのかどうかはわからないが、面白い取り組みだし、応援したい。
世界初のママ専用巨大ガチャ「#ママガチャ」を開発しました✨11月2日(火)に、二子玉川ライズに登場します🙌
この1年半、家族の在宅勤務やリモート授業などで、忙しいおうち時間を過ごしてきたお母さんは多いのではないでしょうか👀?そんなママへ専用のガチャでワクワクとゴロゴロを届けます☺️ pic.twitter.com/nNZ9gUGTCz
— Duolingo(デュオリンゴ) | 日本公式🇯🇵 (@Duolingo_Japan) October 27, 2021
まとめ
というわけで個人的には好きで使っている。今フランス語を自信を持って話せるかというとそうでもないのだけど、モチベーションを保って学習を継続することに多大な貢献をしているのは間違いないし、学習をしていると学習意欲が出てくるものです。勉強していないと勉強は楽しくならない。
ちなみにduolingo English testというオンライン試験もやっている。この試験は、一昨年と昨年は英語圏の海外大学に英語力の証明として提出することができた。経過措置だったかもしれず、今年はどうなるかわからない。それでも、所要時間は一時間、結果通知に二日なので、英語学習のペースメーカーとしては使いやすい、かもしれない。
ではまた。