AudibleはAmazonのオーディオブックサービス
すでにAudibleを契約している人は知っているはずだが、Audibleが月額1,500円で聴き放題になる。AudibleはAmazonが運営しているオーディオブックとポッドキャストを聴くことができるサービスで、すでに長年の実績がある。
今まではオーディオブックを1冊ずつ購入する必要があり、ユーザは購入した本しか聴くことができなかった。月の会費1,500円は1コインに交換されて、1コインは好きなオーディオブック1冊と交換ができた。
オーディオブックの単価は高く、普通に紙の本やKindle本を買うより高いことが多い。なので、耳で多読しようと思うとそれなりにお金が必要であった。
月額1,500円というのも微妙に高い、と感じてしまう。本一冊の値段と比較するとそんなに割高な感じはしないのだが、サブスクリプションサービスと比べると途端に高く感じる。ライバルがNetflixやDisney+、Amazon Primeになってしまう。相手が悪いぜ。
しかし、この環境が2022年1月27日から変わる。冒頭に書いたように月額1,500円で聴き放題になる。こうなると、気になった本はとりあえず聴いてみて、つまらないあるいは役に立たなそうだったら途中で聴くのを止める、ということをやりやすくなる。うれしい。
オーディオブックの良いところ
私は昔から、耳で学習したり耳から知識を得たりするのが好きで、オーディオブックに限らず、ラジオ、ポッドキャスト等を大量に聴いている。だいぶ昔に資格の勉強等をよくしていた頃はずっと耳から学習し、なんとなく全体像が理解できてきたところで本を開いて勉強する、というやり方をしていたこともあった。
好き嫌いは抜きにしても、オーディオブックには活字の本にはないメリットがある。
- 家事や散歩をしながら聴くことができる
- 1.2倍速や1.5倍速で聴くことができる
- 繰り返して聴くのが苦にならない(と思う)
- 音声の方が伝達に適している情報がある、例えば語学や話術
- 美しい読み上げ
である。読書効率が高く、隙間時間に聴けて、学習効率も高い、といって良いと思う。
難点があるとすれば、全ての本がオーディオブックになっているわけではないこと。というより、オーディオブックになっている本は多くない。聴きたい本がオーディオブックになっていない、ということは当然発生するので、どちらかというとオーディオブックになっている本の中から何を聴いてみようか、という探し方になる。
これは残念な点ではあるのだけど、昔と比べればオーディオブック化する本は増えてきたので、それなりに聴いてみたいと思える本にも出会えることは増えてきたように思う。私自身も読もうと思っていたけど長年読めていなかった本や、あらためてお金を払ってまで読む気がしなかったけどちょっと気になっていた本等が見つかることはよくある。
そんなわけで、オーディオブック業界がようやく成熟した産業になっていきそうな期待もしている。というわけで、Audible会員になってしばらく使ってみたいと思います。
ではまた。
補記
Audible以外でもオーディオブックは販売されている。audiobookという名のサイトもあるし、Appleもオーディオブックストアを持っている。使い勝手に大きな違いはないが、コンテンツは違っているし、この記事を初めて書いている時点では月額定額で聴き放題はAudibleしかないはずである。audiobookには聴き放題プランというのがあるが、全ての本を聴くことができるわけではなく、聴き放題プランの対象になっている本に限られる。